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2014年12月 Archive

平成26年度 原子力災害緊急時対策研修会報告

平成26年度 原子力災害緊急時対策研修会報告

 

静岡県立総合病院つつじホールにて開催

                    報告者:災害対策委員長 望月 茂

平成26年度原子力災害緊急時対策研修会が1129日(土)、静岡県立総合病院つつじホールにて開催されました。

当日は朝大雨となってしまい、研修会の参加者が少ないのでは、と大変不安がよぎりました。そういった事も重なり、今年の参加人数は34名でした。

昨年同様に土曜日開催という事で、1400から公開講演を行いました。講演内容は、静岡県防災センターの所長、小林佐登志先生に「静岡県の地震対策」- 正しく知って、正しく恐がる -と題して講演をして頂きました。

 その内容は、1.東海地震とはどのようなものか?2.静岡県の東海地震対策、3.南海トラフ巨大地震と第4次地震被害想定、4.静岡県の地震津波対策アクションプログラム20135.中部電力浜岡原子力発電所の現状について講演をしていただきました。

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東海地震と1854年の安政東海地震以来大きな地震は起こっていないので、近い将来巨大地震の発生が予想されていて、県では新たな地震・津波対策の目標を定めるため、「静岡県第4次地震被害想定」の策定を平成24年度に実施しました。

 また、浜岡原子力発電所の廃炉状況や現在の浜岡原子力発電所では福島原子力発電所のような放射能汚染の危険性は少ないとのことで、少し安心できました。

 

技師のためのセミナーでは、日立アロカ株式会社 大塚洋英先生に【GM菅サーベイメーターの原理と取り扱い】と題して講演をして頂きました。

サーベイ装置の特性及び測定上の注意事項の説明を聞き、放射線の種類と検出器、GMサーベイメータの構造、機器による数え落とし使用上の注意点などについて、詳しく説明がなされました。

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 その後【GM菅サーベイメーターの取り扱い実習】を管理士部会と中部電力浜岡原子力発電所放射線安全課、主任 佐野 剛氏と水谷裕 氏にて行いました。

 内容はマントルを用いての測定実習・機器装置操作研修を行うことで災害時に的確に測定を行える様に実習をしました。

6グループ4名にて行う実習でしたので、内容的にはかなり充実していた印象を受けました。

 この研修は、日ごろ病院勤務している放射線技師はサーベイメータの取扱の機会はほとんどないため、原子力災害時に協力できる施設は限られてしまいます。

できるだけ多くの会員に、このような機会を提供できるような取り組みを今後も増やしていきたいと考えます。
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